ARTICLE. 41 「研究とリハビリテーション」|UMICAHI JOURNAL|熊本市の訪問看護・リハビリ・介護ステーション|UMICAHI(ウミカヒ)

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アカデミック 2023.8.31

ARTICLE. 41 「研究とリハビリテーション」

UMICAHI訪問看護リハビリステーションがお伝えする

在宅看護・在宅リハビリテーションを提供するうえで、役に立つかもしれない最新情報や知識を共有する「ARTICLE」

 

今回テーマは「研究とリハビリテーション」

 

 

今現在もリハビリテーション領域の研究は日々進歩しています。

英語論文を検索するPubMedというサイトで、「リハビリテーション (rehabilitation)」をキーワードに検索すると70万件以上、「リハビリテーション、研究 (study)」と検索すると40万件以上の論文がヒットします (2022年12月現在)。

世に出ているだけで、これだけのリハビリテーション研究が報告されているということになります (本邦も含めると、さらに多くの論文があります)。

 

内容は症例報告から大規模なランダム化比較試験まで多岐にわたりますが、エビデンス (根拠) の高い研究として挙げられるのは、システマティックレビュー (SR) とランダム化比較試験 (RCT) と呼ばれる研究です。いずれの研究もこれまでの記事で紹介していますが、2005年から2014年までの研究プロトコル (計画) を調べた研究によると、SRよりもRCTのプロトコルの方がより多く報告されていることが分かっています (Jesus & Colquhoun, 2018)。

 

SRもRCTも研究としてはもちろん素晴らしいものですが、ヒトはそれぞれ外見の特徴や内面の性格が異なるように、疾患による症状や状態も様々です。したがって、これらの大規模な研究のみでなく、個々の症例を細かく分析した症例報告も、リハビリテーション研究では重要であると思われます。

 

 

参考文献

    Jesus, T. S., & Colquhoun, H. L. (2018). Publication trends of study protocols in rehabilitation. European Journal of Physical and Rehabilitation Medicine, 54, 785-791. 

 

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