ARTICLE. 42 「高次脳機能障害とは」|UMICAHI JOURNAL|熊本市の訪問看護・リハビリ・介護ステーション|UMICAHI(ウミカヒ)

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アカデミック 2023.9.29

ARTICLE. 42 「高次脳機能障害とは」

UMICAHI訪問看護リハビリステーションがお伝えする

在宅看護・在宅リハビリテーションを提供するうえで、役に立つかもしれない最新情報や知識を共有する「ARTICLE」

 

今回テーマは「高次脳機能障害とは」

 

 

「高次脳機能」という言葉を聞いたことはありますか?

英語ではhyper brain functionと訳されることがありますが、「高次脳機能 (障害)」は我が国で行政用語として用いられることが多く、海外では「認知機能」の意味であるcognitive functionがほぼ同義であると考えられます。

 

行政用語の高次脳機能障害には、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害、病識欠如が含まれますが、学術用語としては、半側空間無視、失語、失行、失認症などの認知機能障害も含まれています。

 

高次脳機能障害は認知症 (Dementia) に伴って発症することも多く (Ballard et al., 2011)、認知症や脳卒中の方の日常生活に影響を及ぼす可能性があります。次回からは、高次脳機能障害の各症状とそれに対するリハビリテーションに関する研究を調べていきたいと思います。

 

 

参考文献

    http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/rikai/ (2022. 11閲覧)

Ballard, C., Gauthier, S., Corbett, A., Brayne, C., Aarsland, D., & Jones, E. (2011) Alzheimer’s disease. Lancet, 377, 1019-1031.

 

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