ARTICLE. 13 「老化と認知症」|UMICAHI JOURNAL|熊本の訪問看護・リハビリテーション|UMICAHI(ウミカヒ)

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アカデミック 2022.6.17

ARTICLE. 13 「老化と認知症」

UMICAHI訪問看護リハビリステーションがお伝えする

在宅看護・在宅リハビリテーションを提供するうえで、役に立つかもしれない最新情報や知識を共有する「ARTICLE 」

 

 

今回テーマは「老化と認知症」

 

 

加齢に伴って、認知症 (アルツハイマー型認知症) を発症する可能性が高まることが知られています。

2015年には世界の認知症者は約4680万人を超え、2030年には、約2倍の7470万人を超える可能性が示されています (The World Alzheimer Report, 2015)。しかし、すべての高齢者が年齢の増加とともに認知症を発症するわけではありません。

 

その (認知症を発症する人としない人の) 個人差の要因には様々なことが挙げられていますが、一つに認知予備力 (cognitive reserve: CR) と呼ばれる考え方があります。

 

認知予備力とは、認知症や脳損傷を発症する前までの、教育歴や知的機能の高さ、職業、余暇活動や社会的交流などによって形成された機能的、心理学的な予備力です。

 

すなわち、病前に高い認知機能を持つ人は、たとえ認知症を発症しても認知機能を維持できる可能性があるとされます。認知予備力の考え方は、認知機能の老化を遅らせたり、認知症のリスクを減らす介入に繫がることが示唆されており (Stern, 2012)、普段から様々な活動を通して認知予備力を高めておくことが重要であると考えられます。

 

 

参考文献

    The World Alzheimer Report. The global impact of dementia. 2015: https://www.alz.co.uk/research/WorldAlzheimerReport2015.pdf. Accessed 5 November 2021.

    Stern, Y. (2012) Cognitive reserve in ageing and Alzheimer’s disease. The Lancet Neurology, 11, 1006-1012.

 

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