ARTICLE. 16 「認知症のリハビリテーション効果」|UMICAHI JOURNAL|熊本市の訪問看護・リハビリ・介護ステーション|UMICAHI(ウミカヒ)

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アカデミック 2022.8.19

ARTICLE. 16 「認知症のリハビリテーション効果」

UMICAHI訪問看護リハビリステーションがお伝えする

在宅看護・在宅リハビリテーションを提供するうえで、役に立つかもしれない最新情報や知識を共有する

「ARTICLE 」

 

今回テーマは「認知症のリハビリテーション効果」

 

 

認知症のリハビリテーション (リハビリ) は、認知症の人とその家族が認知症とともによりよく生きるための原動力となります。

 

Maki et al. (2018) は、認知症は症状が様々な要因によって変化するため、国際機能分類 (International Classification of Functioning: ICF) の考え方に基づいた多面的な評価とアプローチが有効であることを述べています。

 

また、リハビリは認知症のステージによって異なり、初期段階では、認知 (認知機能を対象にした) リハビリテーションが必要であり、残存機能や代償戦略を用いた介入が実施されます。一方で、症状が進行すると基本的な日常生活動作の能力も低下するため、実際の生活状況に合わせた介入が必要となることを示しています。

 

さらに、いずれの時期においても家族や介護者の支援が必要であり、症状に対する対処法を学ぶことは認知症者とその介護者の双方にとって有益であるため、家族を含めた認知症者に対するリハビリの役割はとても重要であると考えられます。

 

参考文献

    Maki, Y., Sakurai, T., Okochi, J., Yamaguchi, H., Toba, K. (2018) Rehabilitation to live better with dementia. Geriatrics and Gerontology International, 18, 1529-1536.

 

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