UMICAHI訪問看護リハビリステーションがお伝えする

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今回テーマは「パーキンソン病に対する看護の役割」

パーキンソン病患者に対する看護の役割とは何でしょうか？パーキンソン病看護のためのガイドライン作成を目的とした研究では (Lennaerts et al., 2017)、パーキンソン病の知識をもつ看護師からの聞き取りや、多くの研究論文より、パーキンソン病看護の役割を明らかにしています。

著者らは、パーキンソン病患者やその家族に対して、看護師は情報提供や介護等の教育を実施する、リスク管理や予防法の提案、他医療職を交えた多職種連携で支援を行う、特定の看護技術介入を行うことが主要なケアに繋がると述べています。

また、看護師が主導で行うケアマネジメント介入 (coordination for health promotion and activities in Parkinson’s disease: CHAPS) を多施設で検討した研究で、CHAPSはケアの質を向上させ、再現性 (どの施設においても同じような効果) があり、臨床医をサポートしたことが報告されています。

これらの結果は、パーキンソン病ケアにおける看護師の役割の重要性を示唆しています。

参考文献

    Lennaerts, H., Groot, M., Rood, B., Gilissen, K., Tulp, H., van Wensen, E., …Bloem, B.R. (2017). A Guideline for Parkinson’s Disease Nurse Specialists, with Recommendations for Clinical Practice. Journal of Parkinson’s Disease, 7, 749-754.

    Connor, K. I., Siebens, H. C., Mittman, B. S., Ganz, D. A., Barry, F., McNeese-Smith, D. K., …Vickrey, B. G. (2022). Implementation fidelity of a nurse-led RCT-tested complex intervention, care coordination for health promotion and activities in Parkinson’s disease (CHAPS) in meeting challenges in care management. BMC Neurology, 22, 36. doi: 10.1186/s12883-021-02481-5.